学資保険代わりに安易に外貨建て終身保険を勧めるFPを滅したい。

過激めタイトル。tom(@tom_chii)です。

 

とはいえ私も、外貨建て終身保険に入っています。

メリデメを把握した上で入るなら、良い保険だと思っています。

 

メリデメをまとめた記事は世にたくさん転がっているので、その辺は見てもらうとして。

「学費のために外貨建て終身保険を使う」ことの一番大きなデメリットは、

為替変動リスクがあるので元本割れの可能性があること

だと思っています。

 

保険の話をするとき、いくら払うとどれくらいのリターンがあるかっていうのを示した表を渡されるんですよね。

10年間積み立てると18年後は120%になってますよ

みたいな。

それを見て「ほう、大学入学のときに120%戻ってくるのか、それなら契約しよう」となるわけですけど、

18年後、引き出したいタイミングで外貨がいくらになっているかは分からないですよね…?

 

なので、

大学の入学金として使いたいから、18年後【確実に】解約したい

みたいな使い方をする場合、外貨建て終身は向いていないです。

 

我が家での外貨建て終身の位置付けは、「老後資金」です。

老後に使う分であれば運用期間が長いので、元本割れのリスクを低くすることができます。

また、「このタイミングで確実に引き出したい」というものではないので、為替変動の様子を見ながら解約することもできます。

 

「確実にこのときにお金を使いたいから、それに向けて貯めたい」という目的があるなら、外貨建てじゃなく円貨建て。

円貨建てだと利率は下がりますが、元本割れしない保険もあります。

確実に使いたいタイミングで損をする可能性があるとすれば、保険としての目的は果たせなくなってしまいます。

保険選びは利率ではなく、目的に合わせるのが第一です。

 

その辺を把握して提案するのがFPだと思うけど、会社の売上のこともあるでしょうから…ねぇ?(ああ、滅したい!笑)